一般財団法人 健康とアートを結ぶ会 主催
健康をめざすアート展「20 GAME 10」を終えて…前編

宮島永太良（みやじまえいたろう）さん・シモンミラニモポさん

☆二人展「20 GAME 10」の発端とゲストのYukakoさん…

宮島永太良さん（以後M）：二人展「20 GAME 10」開催の発端は、アーティスト仲間で和光大学の先輩でもあるシモンさんと出会って20年を経た記念の意味と、お互いの表現をコラボした二人展をやりたいとかなり以前から考えていたからです。
シモンミラニモポさん（以後S）：20年の年月を振り返れば、様々な思い出がよみがえります。確かに以前から二人展の話をしていましたが、今回やっと実現しました。

M：それで二人展開催が決まった時、シモンさんからYukakoさんにも出展してもらったら、どうかと提案されました。なぜYukakoさんかと言えば、横浜の赤レンガ倉庫で行われた瓦に絵を描くロコ・サトシさんのワークショップでシモンさんと僕が同時にアシスタントをしていた彼女と知り合ったからです。それが10年前、シモンさんと僕の知り合った時間のちょうど半分なのでゲストに最適だと考えました。
S：何気に宮ちゃんとの二人展のことを考えていたら、Yukakoさんのことを気付きました。それってタモリさんの「笑っていいとも - テレホンショッキング - 」からのヒントで、素直に面白いなと思いました。また、Yukakoさんの絵は軟らかい印象を与えるので二人展の雰囲気のクッションになるのではと考えたからです。

M：僕はYukakoさんで徳川家康が祀られている東照宮を思い出しました。東照宮は日光と静岡にあり、その両極が僕とシモンさんだとしたら、二つを結ぶと真ん中に富士山があると知っていたので、Yukakoさんがそれにあたり、良い人選かなと思いました。もちろん20年と10年も良かった。
S：Yukakoさんの絵「開花の祭」が展示されましたが、それはお母さんを介護しながら描いたそうです。介護現場は様々な状況になり、ずっと描いていることはまず無理なのに、それを感じさせず、逆にエネルギーにした彼女の作品は素晴らしいと思います。「何故、そんなにしてまで描くの」と問うたら、「お母さんが絵を褒めてくれ、それが描く励みになるから…」と返事。人は色々です。私自身もそうした経験があるので、Yukakoさんの作品を観ても感じる部分は多いですね。

M：Yukakoさんの作品は、以前からタブロー、絵葉書やトートバックなどで観ていましたが、じっくり観たのは今回がほぼ初めてでしたが、美しさと癒しをとても感じました。またお客様の反応も良く、出展していただいて良かったです。

☆DMの表記について…

☆二人展を終えて…