アトリエ 訪問

ミーツ・ギャラリーでの個展が間近に迫った中川沙綾香さんに好きな画家、こだわりを綴っていただきました!

中川沙綾香(ナカガワサヤカ)さん

中川沙綾香さんのアトリエで

☆中川沙綾香さんの…
好きな画家 :

心に響く作品を創りだした人が好きです。 パリに居た頃は勿論、NY滞在中や、長い海外生活の中で多くの国々や都市を訪れ、数えきれない程美術館に行きました。 そしていつも圧倒される作品たちと出会い、立ちすくみ、全霊で心行くまで対話をします。 その時、画家の名前やタイトルはあまり見ません。 私にとって重要なのは作品のパワーであって、誰が描いたかとか、タイトルはどちらでもいいからです。 それでも、違う国の美術館でまた心惹かれる作品があって同じ作家だったりします。 画家の名前はわかりませんが、感動した大好きな絵は数多くあります。 様々な分野の絵が好きで、インスタレーションなども好きです。 嫌いな画家はあまりいません。 あえて名前が思いつく好きな画家をあげるとすれば…、マーク・ロスコ、ムンク、カンディンスキー、スーティン、ギュスターブ・モロー、ルオー、クーニング、ボッシュ、ロベール・ドローネー、ピカソ、マティス、ジャクソン・ポロック、ボッティチェリ、ブラマンク…etc.

こだわり :
自然光の中で、必ず立って制作します。 色彩は最も重要で、嫌いな色はなく全ての色が私には特別で必要です。 自然光は色が一番綺麗に見えるので制作には不可欠です。 色をのっぺりと無表情に見せる蛍光灯が嫌いです。 そして椅子に座って腰を落ち着けてちまちま描くことはしません。 大きな作品は勿論、小さな作品も必ず立って動きながら描きます。足は疲れますが、その方が全身を込めて制作できます。 上手い絵ではなく、いい絵を描いていきたい。 大切なのは、デッサン力ではなく感性だと思っています。 何を描いているかは重要でなく、言葉にはならない何かが伝われば、それを悲しみととるか楽しみととるかなど人によって違ってどんな風にとっても構わない。 説明がいらない、言語や国境を越えた世界で、自由に感じてほしいと思っています。 そして、変化しなければ芸術家ではないと思っています。 一つの描き方に満足して、シリーズものを描く気はありません。 失敗を恐れずに挑戦し続けたい。 変化しないことが一番の失敗だと考えています。 だけど無理矢理、自分の感じてもいないものを描いても何も伝わりません。 自分の世界観を変えて作風も変化させていきたい。 死ぬまで、描き続ける限り。

プロフィール

中川沙綾香さん
香川出身。 18歳で単身フランスに渡る。 1997年から在仏14年間。パリの美術学校Academie de Port-Royalで3年間奨学特待生となり、日本人初の最優秀賞で卒業。 フランス芸術家協会に承認され、アーティストビザを取得してプロの画家になる。 2002年に初の個展をシャンパーニュ地方のギャラリーSuzanne-Tourteで行い、その後は毎年日仏各地で個展を開催している。 2011年に作風の変化のためハワイ島に移り、1年半制作活動。 2013年帰国、現在のアトリエは横浜。

主な個展、丸亀美術館(2014)、ミーツ・ギャラリー/銀座(2013)、香川県立ミュージアム(二人展・2013)、ギャラリーLEHALLE/パリ(2010・2014)、高松市塩江美術館(2010)、 ギャラリーEspace Arsinoe/パリ・モンマルトル(2008)、ギャラリーART-K/パリ(2004)。

主な受賞と入選、日仏現代作家美術展会長賞(2014)、香川県文化芸術新人賞(2012)、Salon des Arts展メダル受賞/仏ショレ(2010)、La Ville Aux Artistes準優賞/仏ポンタルリエ(2002)、Art Capital出展/パリ・グランパレ(2006~2011)、ル・サロン出展(2001~2003)、サロンドートンヌに会長招待出展(2001)。

Web site ▶ ▶

◇展覧会情報

個展「b/w F&A」(between Figurative & Abstract)
2017年5月10日(水)~5月21日(日) 11:00~19:00 入場無料 無休
Meets Gallery:東京都中央区銀座6-7-18 デイム銀座ビル10F
Bank ART Artist in Residence 2017 に参加中
2017年4月10日(月) ~ 6月20日(火)
オープンスタジオ:6月9日(金)~6月18日(日) 11:00~19:00 入場無料
アーティストトーク:5月6日(土) 19:00~20:30 参加費無料
「Bank ART Studio NYK」〒231-0002 横浜市中区海岸通3-9
横浜みなとみらい線(馬車道駅)6出口(赤レンガ倉庫口) 徒歩4分

 

パレット 作品類 受賞メダルと、特別掲載された仏美術誌など 渡仏当初。パリが画家に育ててくれた。