ミーツギャラリー企画グループ展
「アートブルーム4 - アートソムリエ山本冬彦が選ぶ若手作家展 - 」開催記念

 


8月と9月に更新するMeets Gallery ホームページ Atelierでは「アートブルーム4」に出展する9名の作家を紹介いたします。
先月の4名に引き続き、今月は5名を紹介いたします。

☆アートソムリエ・山本冬彦さんからのメッセージ
「アートブルーム展」も4回目になりました。今年は会期が秋になりますが、今までどおり多様な作家さんによるグループ展を行うことになりました。
銀座の一等地にある素敵なスペースでの展覧会にご期待ください。

出展作家紹介 後編 遠藤あかね/景井享平/田村日佳/田中黎嘉/福本ヒデ

アートブルーム4

◇出展作家紹介 後編 遠藤あかね/景井享平/田村日佳/田中黎嘉/福本ヒデ

☆作家名 遠藤あかね(えんどうあかね)
・プロフィール
沖縄県出身。大学卒業後、博物館で学芸員として勤務。退職後、東京を拠点に制作活動を開始。
・主な活動歴
受賞歴
2023年 「第三回銀座中央ギャラリー公募展」優秀賞(銀座中央ギャラリー/東京)
〔グループ展〕
2022年 「春の0号展」(Z I N E gallery/京都)
     「秋の0号展」(Z I N E gallery/京都)
2023年 「サムホール展」(銀座中央ギャラリー/東京)
     「第三回銀座中央ギャラリー公募展」(銀座中央ギャラリー/東京)等
〔ワークショップ〕
2012年 ひよこたぬきアトリエ「家族の顔で福笑い!」(板橋区立美術館)    
   「岩絵の具でぬり絵をしよう」(東京都 江戸東京博物館)
・作品コンセプト
私のルーツである沖縄の伝統文化や自然をテーマに人物を描いています。私は幼い頃から、祖母を通して見る沖縄の文化が大好きでした。例えば、喜びを歌や踊りで表現すること。毎朝、家族の無事を願って先祖に祈りを捧げること。島の厳しい自然を受け入れ敬うこと。植物を育て、上布を織ること。どれもささやかな暮らしの中にあった祖母の日常ですが、私にとっては尊く、特別な光景でした。そうした風土から大切に育まれてきたものを、女性像に重ねて表現しています。
・作品タイトル、サイズ(号数または寸法)、画材
「雨後の花」 F4号  岩絵具、胡粉、墨、雲肌麻紙


☆作家名 景井享平(かげいきょうへい)
・プロフィール
埼玉大学教育学部を卒業、現在は広島市立大学院にて写実絵画を研究している。2018年に「M.A.G.P(三菱商事アートゲート)奨学生」に採択され、そこから自身の理想とする細密な筆致と層構造による油彩画の美しさを制作の軸に据えて活動している。
・主な活動歴
〔受賞歴〕
2016年 「佐藤太清賞公募美術展」特選(福知山市佐藤太清記念美術館/京都)
2018年 「M.A.G. P(三菱アートゲート)奨学生」採択
2021年 「奥野ビルギャラリーズART展」グランプリ(奥野ビル/東京)
・展示歴
〔グループ展〕
2021年 「リアリズムの夢」(カワウソ画廊/東京)
2021年 「INTRO10」(ACT/東京)
2022年 「ゆとりの坩堝」(銀座中央ギャラリー/東京)
・作品コンセプト
細密描写と層構造を制作の軸に据え、油彩画を用いて私の理想とする写実絵画を表現している。現在は複雑な肌の色や、物語を紡ぐような表情を持たせた人物画を理想とし人物画を多く制作しているが、昨年よりそれらを構成する要素である〔線・色彩・層構造〕を抽出したシリーズを描き、本展示にてその一部を出品している。
・作品タイトル、サイズ(号数または寸法)、画材
「流れる視線は鮮やかな色を描く」 P6号 パネルにジェッソ、油彩画


☆作家名 田村日佳(たむらにっか)
・プロフィール
2023年 武蔵野美術大学日本画学科卒業。
・作品コンセプト
予備知識がなくても楽しめる画面作りを目指しています。
・作品タイトル、サイズ(号数または寸法)、画材
「太陽散々大回転改」 2040×2040mm  岩絵具、水干絵具、アクリルガッシュ


☆作家名 田中黎嘉(たなかれいか)
・プロフィール
油絵で人物画を描いています
東京藝術大学美術学部工芸科卒業
東京藝術大学大学院美術研究科漆芸修了
グラフィックデザイナーとして就業
2019年ごろから絵画の制作をはじめる
・主な活動歴
〔グループ展〕
2023年「kirei Ⅴ」(SUNABAギャラリー/大阪)
2023年「シビュラたちが志向するソサエティ」(ギャラリー オル・テール/京橋)
2023年「サムホール展」(銀座中央ギャラリー/銀座)
2023年「ACT 新春小品展 2023」(The Artcomplex Center of Tokyo /信濃町)
2022年「装幀画展Vol.10 文学とアートの出逢い」(パレットギャラリー/麻布十番)ほか
・作品コンセプト
情感のある表情の女性像を油絵で描いています。
日本的な奥行き表現とフラットな画面構成、やわらかい人物描写を心がけています。
大学時代は漆芸を専攻しており、質感や素材の効果によって見せる方法にも興味があるため、漆芸技法である「研ぎ出し」や「塗り重ね」による表現も一部取り入れています。
油絵具のほか樹脂絵具、顔料など多様な素材を駆使しながら「和風な価値観と油絵のミックスした人物画」を制作しています。
・作品タイトル、サイズ(号数または寸法)、画材
「新月のピアス」F3号 油絵(ミクストメディア)、木製パネル


☆作家名 福本ヒデ(ふくもとひで)
・プロフィール
1997年から社会風刺コント集団「ザ・ニュースペーパー」の一員として、ニュースをテーマにしたコントの舞台活動をしています。2015年からステージと平行して、ニュースをテーマにした制作活動もしています。美術検定1級の知識を生かし、名画をパロディにした作品を中心に展示をしています。
・主な活動歴
〔個展〕
2023年「福本ヒデ展」(東急プラザ銀座アートギャラリー)
〔グループ展〕
2023年「福本ヒデ、たいぞう展」(伊勢丹京都/京都)
「山本冬彦推薦作家展14」(銀座中央ギャラリー/銀座)
2022年「福本ヒデ、たいぞう展」(京王百貨店新宿/新宿)
「STAGE -コレクター山本冬彦 推薦作家展-」(アートコンプレックスセンター/東京)
「福本ヒデ、たいぞう展」(近鉄百貨店上本町/大阪)
・作品コンセプト
波のイメージは、かの葛飾北斎、《冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏》です。この大きく激しい波に、果敢に挑んでいるのは、岸田首相らしき人物です。乗っているサーフボードは日の丸模様。なんとも頼りなさそうなサーフボードです。首相を、マイナンバーカード、長男の失態など、次々と大きな波が襲ってきます。果たしてうまい具合に波に乗れているのでしょうか。それとも今にもひっくり返ってしまうのでしょうか。
・作品タイトル、サイズ(号数または寸法)、画材
「永田町波風」 SM キャンバス、水性アルキド樹脂絵具

(順不同・敬称略)


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